番組で話題を呼び、今なお多くの患者を救い続けているのが、関節包をやさしく伸ばして炎症によるプレッシャーを減らす「ガッテン流・夜間痛対策ストレッチ」です。ポイントは、決して激しい痛みを我慢して力任せに動かさないことにあります。
具体的なやり方はシンプルですが、驚くほどの効果を発揮します。まず、机や椅子の背もたれに痛まない方の手を突き、上半身を少し前傾させます。痛む方の腕は力を完全に抜き、まるで振り子のようにダランと下に垂らしてください。その状態から、体幹をほんの少し揺らす振動を利用して、腕を前後左右に小さくゆらゆらと揺らします。半径10センチほどの小さな円を描く動きも効果的です。
腕自体の筋肉を使わず、重力と体の揺れを利用して肩の奥深くにある関節包に緩やかなストレッチをかける——。このアプローチにより、炎症を起こしている組織に血流が戻り、夜寝る前に行うことで「夜間の激痛」が劇的に和らぎます。さらに就寝時には、痛む側の肘の下にバスタオルやクッションを敷いて肩が後ろに落ち込まないよう高さを調整すると、関節包への負担が大幅に軽減されます。