SNS上で「No Batidão」として親しまれている音源は、単一の楽曲だけでなく、ブラジルの気鋭DJやMCが制作したバイレファンク(Funk Brasileiro)およびそのリミックスバージョンが元ネタとなっています。
ブラジルのストリート発祥であるバイレファンクは、808キックの硬質な低音と「タンボルザォン(Tamborzão)」と呼ばれる独特のパーカッションビートが特徴です。現地リオデジャネイロやサンパウロのDJ達が制作したトラックがSoundCloudやSpotify経由でヨーロッパや北米のプロデューサーに渡り、近年ではブラジリアン・フォンク(Brazilian Phonk / Montagem)として再構築される事例が爆発的に増加しました。
本作もそうしたストリートの生々しいベースミュージックが、短尺動画向けにドロップのパンチ力を極限まで高めたエディットとして拡散され、アーティスト名や曲名を超えて「音源そのものの中毒性」で世界中に浸透した典型例といえます。