「併せて」の正しい意味とは?「合わせて」との違いとビジネス文例

「併せて」の正しい意味とは?「合わせて」との違いとビジネス文例

「併せて」の正しい意味とは?「合わせて」との違いとビジネス文例とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

日本語入力で変換する際、最も迷いやすいのが「併せて」と「合わせて」の書き分けです。日常的なメールでは混同されがちですが、本来の意味領域には明確な差異が存在します。

結論から整理すると、「併(なら)べる・同時に加える」場合は「併せて」、「合致させる・合計する・一致させる」場合は「合わせて」を用います。

表記中核となる意味・ニュアンス代表的な使用例編集部の見解・判断基準併せて2つの事柄を同時に行う、別の事柄を付け加える(並行・追加)・資料を併せて送付します
・併せてご確認をお願いします「同時に」「加えて」に置き換え可能な場合は原則として「併せて」を選択する。合わせて2つ以上のものを1つにする、一致・適合させる、合計する・全員で力を合わせて取り組む
・スケジュールを合わせて調整する
・合わせて10万円になります「合致」「合計」「協調」の意味を含む場合は必ず「合わせて」を用いる。あわせて(平仮名)公用文における副詞用法、または漢字表記の曖昧さを避ける場合・関係書類をあわせて提出してください公用文作成の手引では、接続副詞としての用法は平仮名表記が基本とされる。

文化庁が示す『公用文作成の考え方』や各省庁の用字用語ルールにおいて、副詞的に「同時に・並行して」の意味で用いる場合は、平仮名で「あわせて」と表記することが原則とされています。公的文書や厳格な規約類を作成する際は平仮名表記を意識し、一般的な民間企業のビジネスメールでは「併せて」を用いるのが通例です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。