初めて暖簾をくぐる方が絶対に外してはならないのが、常連客の注文率が9割を超える味処一心の看板料理「お造り盛り合わせ」です。その日水揚げされたばかりの白身や光り物を、熟練の包丁仕事で繊維を潰さずに切り分けた一皿は、魚本来の芳醇な甘みと弾力を教えてくれます。煎り酒や自家製土佐醤油など、ネタごとに最適な調味料が添えられる点も抜かりがありません。
さらに、じっくりと煮含められた「季節魚のあら炊き・煮付け」は、濃い口でありながら後味にかすかなキレがあり、お酒はもちろん白米の進む逸品としておすすめメニューの筆頭に挙げられます。冬場には限定の小鍋仕立て、夏場には鱧の湯引きなど、四季の移ろいを舌でダイレクトに感じ取れる献立構成となっています。
また、見逃せないのが昼のランチ営業です。夜のコースでは1万円を超えるクオリティの鮮魚を、ランチ限定の海鮮御膳や日替わり焼き魚定食として、手頃な価格帯で堪能できます。仕込みの都合上、ランチは数量限定かつ売り切れ次第終了となる日も多いため、開店直後の11:30を目指して訪れるのが賢明な立ち回りです。