外部から見ると「上下関係が厳しそう」「勉強がおろそかになるのでは」といった噂が聞こえてくることもある。しかし、実際に校内を取材してみると、そこにあるのは思いのほかオープンで風通しの良い空気だ。
在校生の一人は「体育科と普通科の壁はほとんどない。行事になれば学年全体で盛り上がるし、お互いの頑張りを尊重し合っている」と話す。あいさつやマナーの指導は行き届いているが、それは不必要な抑圧ではなく、社会に出てから役立つ社会性を身につけるためのものだ。
文武両道を実践する普通科の生徒たちにとっても、すぐ近くでトップレベルのアスリートが努力する姿を見ることは大きな刺激になっている。高め合える仲間がいること、それがこの学校の最大の強みかもしれない。