非日常を味わうホテルビュッフェの領域で、福岡のフラッグシップとして君臨し続けるのが「グランドハイアット福岡」だ。キャナルシティ博多に直結するオールデイダイニング「ザ マーケット エフ」では、オープンキッチンから立ち上る芳醇な香りと、洗練された空間演出が訪れる者を圧倒する。
地元民が口を揃えて絶賛するのは、低温でじっくりと火を入れたシグネチャーのローストビーフだ。肉汁を閉じ込めた美しいロゼ色の断面は、切り分けられた瞬間にシェフの技術の高さを物語る。さらに、地元糸島産の無農薬野菜を使った前菜や、パティシエが目の前で仕上げる搾りたてモンブランなど、一品ごとのクオリティは一般的なビュッフェの枠を完全に超越している。
「年に数回の贅沢として訪れる常連客が非常に多い」とホテルの広報担当者が語るように、記念日やビジネス会食での需要も根強い。狙い目は平日のランチタイム。週末とほぼ同等の豪華ラインナップでありながら、混雑を避けてゆったりと2時間のフルサービスを享受できる点が、地元マダムや食通たちの共通認識となっている。