実際に足回りをカスタムしたオーナーたちは、どのような変化を実感しているのでしょうか。SNSや大手車載コミュニティ、専門店ピットに寄せられたハイエース足回りカスタム評判を精査すると、過度な期待と現実の落差、そして的確なパーツ選択が生んだ感動の双方が浮き彫りになります。
都内在住の40代ファミリー層オーナーは、専門店の取材に対して次のように当時の窮状を吐露しています。「家族4人で長距離キャンプに行くために念願のワイドボディを購入しましたが、高速道路の継ぎ目を越えるたびに後ろから『ドン!』と突き上げがあり、小学4年生の娘が酔って泣き出してしまいました。妻からは『前のミニバンに戻して』と詰め寄られ、本気で売却を考えたほどです」。その後、このオーナーは専門店で減衰力調整式ショックとショートバンプへ交換。「帰り道、首都高速の継ぎ目で体がフワッと浮く現象がピタッと消えました。後部座席で娘がぐっすり眠っている姿を見たときは、本当に救われた思いでした」と語っています。
一方で、手痛い失敗談も現場には多く寄せられています。「ネットの書き込みを信じてショックだけを硬いスポーツタイプに変えたら、突き上げが余計に鋭くなり、小刻みな振動が止まらなくなった」「ローダウンブロックを入れて車高を下げたものの、バンプラバーを純正のままにしていたため、段差のたびに激しい底突きで車体が壊れそうになった」といった声です。足回りは「全体のバランス」がすべてであり、単一のパーツを適当に組み替えるだけでは、かえって乗り心地を悪化させてしまうという現実を物語っています。