こうした自家製健康フードの普及は、日本の食品・健康調味料産業にも大きな影響を与えている。大手の株式会社ミツカンをはじめとする調味料メーカーも、酢の持つ健康機能をアピールするプロモーションを強化しており、飲むお酢や料理用フルーツ酢の市場は拡大の一途をたどっている。
東洋医学や発酵・薬膳料理の視点からも、お酢の「酸味」とぶどうの「甘味」の組み合わせは、血行を促進し、疲労回復や気の巡りを良くする極めて理にかなった養生食とされる。伝統的な知恵と現代の栄養学が融合した干しぶどう酢は、これからの時代の食卓を支える文化として確固たる地位を築いている。