映画は大ヒットを記録したが、原作者ミヒャエル・エンデとの関係は決して良好とは言えなかった。エンデは完成した映画に対して激怒し、クレジットから自身の名前を外すよう訴訟を起こす事態にまで発展した。
エンデが描いた原作『はてしない物語』における竜フッフール(映画名ファルコン)は、東洋の龍のような神秘性と知性を備えた存在だった。ハリウッド流にアレンジされ、「まるで巨大なプードルだ」と評された映画版のデザインにエンデは深い失望感を表明した。しかし、映画版『ネバーエンディング・ストーリー』が見せたファルコンの奔放な愛らしさは、原作とは異なるアプローチで世界中の観客に「希望と幸運」の象徴として受け入れられたのも紛れもない事実である。