旅行予約サイトや観光ガイドで「入場無料」と大々的にアピールされるあすたむらんど徳島ですが、現場を詳しく精査すると、そこには公営施設ならではのハイブリッド構造が存在します。結論から言えば、「公園への立ち入りおよび広大な屋外遊具エリアの利用は完全無料」ですが、「知的好奇心を刺激する中核施設や乗り物は有料」という明確な境界線が引かれています。
無料で開放されているのは、広大な「芝生広場」や大型複合遊具がそびえ立つ「わんぱく砦」「冒険の国」、水遊びが楽しめる親水空間などです。徳島県が整備した県立施設であるため、一般の民間テーマパークであれば数千円の入園料を徴収されても不思議ではない規模の遊具環境が、誰でも0円で無制限に開放されています。これが「無料の神スポット」と呼ばれる最大の根拠です。
一方で、手ぶらで訪れて「すべての施設を無料で遊び尽くせる」と誤認していると、現地でギャップを感じることになります。特に来園者の大半が目当てとする「子ども科学館常設展示」「プラネタリウム」「吉野川めぐり(ウォーターライド)」は、それぞれ個別の利用料金が設定されています。無料ゾーンだけで完結させるのか、有料ゾーンを組み合わせて濃厚な体験を求めるのかによって、家族1日あたりの総予算は大きく変動します。