施設内を実際に歩行調査すると、数字だけでは見えてこないリアルな温度感が伝わってきます。3番街に位置する「イオンシネマ桑名」は、北勢地域における映画文化の砦として安定した稼働を維持しています。話題の新作アニメやハリウッド大作が公開される週末は、午前中のイオンシネマ桑名の上映時間に合わせてチケットカウンター前に長い列が形成されます。自動発券機や公式Web予約「e席リザーブ」の普及により混雑の緩和は見られるものの、駐車場からシアター入口までの移動時間を計算に入れておかないと、開映直前に慌てることになります。
1番街に展開するイオンモール桑名の専門店街は、大型チェーン店や日常使いの雑貨店、ヘルスケアフロアを中心としており、派手さよりも実用性を重視したテナント構成が印象的です。長年通う50代女性は現場でのインタビューに対し、「昔のビブレ時代のようなトレンディな洋服屋は減ったけれど、無印良品やドラッグストア、クリニックが揃っているので、普段の生活には今の方がずっと使いやすい」と率直な感想を述べてくれました。
一方、休日の正午前後に最も過酷な熱気を帯びるのがイオンモール桑名のフードコートです。ファミリー層に人気のうどん、ラーメン、ハンバーガーチェーンが一堂に会する同エリアでは、11時45分から13時30分頃にかけて座席確保が極めて困難になります。近隣在住の家族連れからは、「土日は11時過ぎに席を押さえるか、14時以降に時間をずらさないと席取り合戦で疲れ果てる」という切実な声が聞かれます。平日はシニア層や学生の憩いの場として穏やかな空気が流れているだけに、週末とのコントラストは極めて鮮明です。
ネット上のイオンモール桑名の評判・口コミを総合すると、「駐車場代が無料で時間を気にしなくて良い」「雨の日でも映画やボウリングで丸一日遊べる」という高評価がある反面、「街区間の移動が雨や冬の寒さで地味に厳しい」「館内が広すぎて高齢の親を連れて歩くには少し骨が折れる」といった構造上の課題を指摘する声も少なくありません。