「カリウムを摂るならバナナ」という説は、コンビニでも買える利便性から広く浸透しています。しかし、アボカドとバナナの含有量比較を行うと、驚くべき事実が浮き彫りになります。可食部100gあたりで比較した場合、バナナが約360mgであるのに対し、アボカドは約720mgと、実に2倍の数値を誇ります。中サイズのアボカド1個(可食部約140〜150g)を口にするだけで、約1,000mg以上のカリウムを一気に確保できる計算です。
さらに部門別に整理した「カリウムの多い野菜ランキング」に目を向けると、ほうれん草(690mg)、枝豆(590mg)、モロヘイヤ(530mg)、小松菜(500mg)など、緑黄色野菜が軒並み上位を占めます。根菜類では里芋(640mg)や長芋(430mg)が群を抜いており、主食の一部をいも類に置き換えるだけでも摂取量は跳ね上がります。
一方の「カリウムの多い果物ランキング」では、首位のアボカドを筆頭に、干し柿(670mg)やプルーン(乾燥:480mg)といったドライフルーツ、生果実ではメロン(350mg)やキウイフルーツ(300mg)がバナナに迫る実力を示しています。単一の食材に依存するのではなく、朝食にバナナ、夕食のサラダにアボカド、副菜にほうれん草や枝豆を散りばめることこそが、確実な摂取への近道です。