ダイソーの店頭や公式オンラインショップを調査すると、現在取り扱われている敷物アイテムは数十種類に及びます。従来の代名詞であった「ブルーレジャーシート」に加え、北欧風のモノトーン幾何学模様、ナチュラルなアースカラー、さらにクッション性を高めた多層構造シートまで多種多様です。消費者が100円ショップのシートに殺到する背景には、単なる安さだけではない合理的な消費マインドの変化があります。
第一の人気の理由は、利用シーンに応じた「価格帯の複層化」にあります。大創産業は従来の100円均一モデルを守りつつ、200円(税込220円)〜500円(税込550円)帯の付加価値商品を拡充させました。これにより、1回きりの泥汚れ用には110円のポリエチレンシート、長時間の座り作業や底冷え対策には330円のアルミクッションシートといった、用途に応じた明確な住み分けが可能になっています。
第二に、収納時と展開時のギャップ設計が洗練された点です。折りたたむとスマートフォン二回り分程度に収まるコンパクト設計の携帯用シートや、ゴムバンド・専用ケース一体型モデルが登場したことで、通学カバンや通勤リュックに常備するユーザーが急増しました。非常用持ち出し袋の備えとしても、確固たる地位を築いています。