検査時に「赤」と「緑」のどちらが濃く見えるかによって、現在装着しているテストレンズや目の屈折状態が瞬時に判別できます。見え方のパターンと目のコンディションの関係性は以下の通りです。
【緑の二重丸・数字が濃く・はっきり見える場合】
近視矯正レンズを装用している状態で緑が濃く見える場合、それは「近視の過矯正(度が強すぎる状態)」を示しています。マイナスレンズの度が強すぎるため、焦点が網膜よりも後ろへ引っ張られ、手前に焦点を結ぶはずの緑が網膜の表面にぴったり乗ってしまっている状態です。遠くはクッキリ見えますが、毛様体筋に過度な緊張を強いるため、デスクワークやスマホ操作で激しい疲れ目を引き起こします。
【赤の二重丸・数字が濃く・はっきり見える場合】
近視の方が赤を濃く感じる場合は「低矯正(度数が弱め)」の状態です。焦点がまだ網膜の手前にあり、奥で結像する赤のほうが網膜に近い位置にあることを意味します。一方、遠視の検査においては赤が強く見えると「遠視の過矯正」の疑いが生じます。
【赤と緑が同じ濃さ・鮮明さで見える場合】
網膜が赤と緑の焦点のちょうど中央に位置しており、「光学的に完全な度数(完全矯正)」が得られている状態です。文字や二重丸の輪郭が均等に見える場合、その度数が理論上のベストバランスとなります。