ネット上の批判的な言説とは対照的に、実際の店舗やECサイトで購入しているユーザーの評判や口コミを掘り下げると、まったく異なるリアルな実態が見えてきます。
女子大学生や新社会人(18歳〜23歳)を中心とする購買層からは、「華奢で指先や首元が綺麗に見える」「ピンクゴールドの色味が絶妙で、肌馴染みが良い」「1万円台でBOXやショッパーまでしっかり可愛いのでテンションが上がる」といった肯定的な評価が圧倒的多数を占めています。特に初めて恋人からジュエリーをもらった学生にとっては、背伸びしすぎない等身大の憧れブランドとして確固たる地位を築いています。
さらに注目すべきは、20代後半から30代女性による「セルフユース(自分買い)」の需要です。「高級ブランドのプラチナネックレスは休日用にして、カナル4℃のシンプルな一粒ストーンやしずく型ネックレスをオフィスの普段使い用に愛用している」「万が一失くしても精神的ダメージが少ない価格帯で、デザインのトレンドも押さえられている」という合理的な選択をする大人世代も珍しくありません。
つまり、「カナル4℃がダサい」という言説は製品そのものの品質不良を指しているのではなく、「贈るシチュエーション」と「相手の年齢層」が乖離した際に噴出するコミュニケーションエラーの産物にすぎないのです。