完成しかけたホールを塞ぎたくないあまり、「目立たないから」と数日間にわたって透明ピアスを装着したまま生活するケースが見受けられます。しかし、正しいピアスホール維持方法の観点から言えば、百均の樹脂製ピアスの連続装用は避けるべき行為です。
特に危険が伴うのが、透明ピアス寝るとき付けっぱなしにする習慣です。就寝中は無意識のうちに寝返りを打ち、耳たぶに対して頭部の重量(数キログラム)による強い側方圧力がかかり続けます。樹脂製の柔らかい軸は容易に折れ曲がったり歪んだりし、歪んだシャフトがホール内壁を圧迫して局所的な虚血(血流不全)を招きます。また、寝具との摩擦によって微小なキャッチが外れ、気付かないうちに敷布団の中でピアスが脱落して翌朝ホールが収縮してしまうトラブルも頻発します。
ピアスホールを健全に保つための基本ルーティンは以下の通りです:
1. 入浴時の洗浄:毎日の入浴時にピアスホール専用の消毒液を多用するのは逆効果です。強すぎる殺菌剤は正常な常在菌まで殺し、治癒を遅らせます。低刺激の石鹸泡を耳たぶに乗せ、シャワーのぬるま湯で洗い流すだけで十分です。
2. 装着時間の厳守:百均の透明ピアスを使用するのは「学校にいる6時間」「アルバイト中の4時間」など必要最小限の枠にとどめ、帰宅後は直ちに外すか、医療用サージカルステンレスや強化ガラス製の清潔なピアスへ付け替えるのがベストです。
3. 使い捨ての徹底:一度外した百均の樹脂ピアスをアルコールで拭いて何度も再利用する行為は、素材の劣化を招きバリを増やします。100均製品は消耗品と割り切り、数回使ったら新しい個体に交換することが肌荒れ防止の防波堤となります。