Q1:購入後に自分でインチアップしてタイヤサイズを変更すると、最小回転半径は変わりますか?
A1:ステアリングギアボックスの最大切れ角自体は機械的に固定されているため、単にホイールをインチアップしてタイヤの外径を純正と同等に保った場合は、理論上の最小回転半径は変わりません。ただし、タイヤ幅を純正より太くしたりオフセット(インセット)値を変更したりすると、ハンドルを全開に切った際にタイヤの内側がサスペンションやボディ内壁に干渉する恐れがあります。それを防ぐために切れ角制限ストッパー等を追加した場合は、最小回転半径が大きくなります。
Q2:最小回転半径5.5mの車は、日本の一般的な駐車場や狭い道では運転しにくいですか?
A2:結論から言えば、軽自動車(4.5m前後)やコンパクトカー(5.0m前後)から乗り換えた場合、最初は確実に「曲がらない」という違和感を覚えます。幅員5.0m程度の駐車場通路では、一発で駐車枠に収めるのが難しくなり、1回の切り返し(前進して角度を修正する動作)が必要になる場面が増えます。購入前に必ず自宅の駐車場で試乗車の車庫入れテストを行うことを強く推奨します。
Q3:SUVやミニバンでも小回りが利く車を選ぶコツは何ですか?
A3:3つの実践的なコツがあります。1つ目は、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキー(4.9m〜5.0m)やホンダ・フリード(5.2m)のように、全長とホイールベースが抑えられたコンパクトモデルを選ぶこと。2つ目は、同一車種内で「タイヤサイズが小さい標準グレード(16インチや17インチ仕様)」をあえて選ぶことで、上位グレードより0.2m〜0.3m小さい最小回転半径を手に入れること。3つ目は、上位車種に搭載されている「後輪操舵システム(DRS等)」装着車を選び、低速時に後輪を逆向きに切ることで最小回転半径を劇的に縮小させる方法です。