雨の日のお出かけに欠かせない傘や、晴れを願うてるてる坊主は、立体感を意識した工作に発展させやすいテーマです。平面的になりがちな製作に立体要素を取り入れることで、空間認知の発達を促します。
紙皿を使った傘の製作アイデアは、手軽でありながら完成度の高い作品に仕上がります。紙皿を半分に折って立体的な膨らみを持たせたり、中央に1箇所だけ切り込みを入れて少し重ねて貼り合わせたりすることで、本物そっくりの丸みを帯びた傘のフォルムが完成します。傘の模様には、丸シール貼りやクレヨンでの自由画、クレヨンで描いた上から水彩絵の具を塗る「はじき絵(バチック)」を活用すると、水をはじく本物の傘のような質感を楽しめます。持ち手部分には、あらかじめ保育者が曲げておいたモールやストローを取り付けると、立体的な傘の完成です。
一方、てるてる坊主の製作技法では、素材の感触の違いを味わうアプローチが効果的です。ティッシュペーパーや新聞紙を両手でしっかり丸めて頭を作り、それを柔らかいお花紙や透明なカラービニール袋で包んでリボンを結びます。顔のパーツは丸シールを貼ったりサインペンで描き入れたりし、裾の部分にはハサミで切り込みを入れたレースペーパーを重ねると、華やかで愛らしい仕上がりになります。