植物の寿命とライフサイクルを理解することは、理想の庭づくりの第一歩です。植物は生育期間によって大きく「一年草」「二年草」「多年生植物(多年草)」に分類されます。
一年草は、発芽から開花、結実(種子づくり)を経て1年以内に一生を終える植物です。パンジーやアサガオ、ヒマワリなどが代表的で、短期間にエネルギーを使い切って咲き誇るため、花期が長く華やかですが、毎年植え替える手間が発生します。
一方の多年生植物は、2年以上にわたって生育を続ける植物の総称です。園芸分野では、冬場も葉を保ち続けるものを「常緑多年草」、冬になると葉や茎が枯れて根だけで休眠するものを「宿根草(しゅっこんそう)」と呼んで区別するのが一般的です。「枯れてしまった」と勘違いして根ごと抜いてしまいがちですが、宿根草は地下の根や球根に栄養を蓄え、春の訪れとともに再び力強く芽吹きます。
なお、植物学上では樹木のように幹が木質化する「木本(もくほん)」と、茎が柔らかい「草本(そうほん)」に分かれます。多年生植物の多くは草本に属しますが、ラベンダーやローズマリーのように年数を経ると根元が木質化する中間的な半低木も存在します。