違法に漫画データをアップロードしているrawサイトや海賊版プラットフォームは、慈善事業ではなく、莫大な不法広告収入や不正プログラムの拡散を目的に運営されています。利用者が負うべき現実的な被害と法的責任は、想像をはるかに超えて深刻です。
利用者を脅かす代表的なリスクとして、以下の4点が挙げられます。
- バックグラウンドでのマイニング感染:サイト閲覧中に端末のCPUリソースを強制的に占有し、仮想通貨を不正発掘させるスクリプトが埋め込まれているケースが多発。バッテリーの異常発熱やスマートフォンの寿命短縮を招きます。
- 偽警告・フィッシング詐欺による金銭被害:「ウイルスに感染しました」といった虚偽のポップアップで不安を煽り、不正なセキュリティアプリを有料契約させたり、クレジットカード情報を詐取したりする手口が横行しています。
- 著作権法改正によるダウンロード違法化:違法にアップロードされた著作物と知りながら漫画ファイルをダウンロードする行為は、明確な法律違反です。「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金(またはその両方)」が科される刑事罰の対象となっています。
- 悪質なトラッカーによるプライバシー漏洩:一般的なWebサイトでは許可されない過度なトラッキング技術を用い、利用者の位置情報や閲覧履歴、保存された認証トークンが不正に抜き取られる事例が報告されています。
「自分はただ閲覧しているだけだから安全だ」という認識は、現在のWeb技術においては完全な誤解です。閲覧時の通信セッションを通じてブラウザの未知の脆弱性が攻撃され、クリックひとつで悪質なコードが自動実行される「ドライブバイダウンロード」の脅威が常に隣り合わせにあります。