サッカーモロッコ代表W杯ベスト4の経緯を振り返ると、グループステージでクロアチアとスコアレスドローを演じ、ベルギーを2-0で撃破。決勝トーナメントではPK戦の末にスペインを退け、準々決勝でポルトガルを1-0で破るという、まさに欧州の伝統国を次々となぎ倒す歴史的行進でした。準決勝でフランスに屈するまで喫した失点は、オウンゴールによるわずか「1」という驚異的な守備力を見せつけました。
この大会を契機に、サッカーモロッコ代表FIFAランキングは劇的な跳ね上がりを見せました。一時は40位台に低迷していた順位は、カタール大会直後に一気に11位へと急浮上。その後もアフリカネイションズカップ予選や大陸間親善試合において安定した勝率を維持し、2024年から2026年に至る現在まで、FIFAランキングで12位〜14位前後のトップ集団に常時定着しています。これはアフリカ連盟(CAF)加盟国として断トツの首位であり、もはや名実ともに「世界の強豪」の一角に数えられます。
データが明確に証明しているのは、守備の安定感の異常な高さです。失点率0.45前後という数値は、アルゼンチンやフランスといった世界王者クラスと同等、あるいはそれ以上の数値を叩き出しています。強固な守備基盤があるからこそ、大崩れすることなく国際Aマッチで勝ち点を積み上げることが可能となっています。