名湯 宝乃湯を訪れるにあたり、事前に知っておくべき「ネット情報の誤解」や利用上の注意点が存在します。
第一の盲点は、泉質が濃厚すぎるがゆえの「湯あたり」リスクです。宝乃湯の源泉は成分総計が非常に高い強塩泉であるため、長湯をすると浸透圧によって体力を急激に消耗します。「せっかく来たから」と源泉風呂に15分以上浸かり続けると、立ちくらみや湯あたりの原因になります。源泉風呂は1回あたり5〜10分程度に留め、内湯の炭酸泉や外気浴を間に挟みながら分割浴を楽しむのがプロ推奨の入浴法です。また、鉄分が豊富に含まれているため、白いタオルをお湯に浸けると茶色く変色して落ちなくなります。お気に入りのタオルは湯船に浸けないよう注意してください。
第二の盲点は、公共交通機関でのアクセスルートです。車の場合は中国自動車道の宝塚ICから約10分と至便で、約200台収容の大型無料駐車場が完備されています。しかし電車を利用する場合、最寄りはJR福知山線の「中山寺駅」南口から徒歩約7〜10分、もしくは阪急宝塚線の「中山観音駅」から徒歩約15分となります。「宝塚駅からすぐ歩ける」と誤解している観光客も多いため、移動時間には余裕を持っておく必要があります。