1997年のバンド解散からわずか数ヶ月後、ソロアーティストとしても精力的に活動していた最中の1998年5月2日、ギタリストのHIDE(本名:松本秀人)が東京都港区南麻布の自宅マンションで倒れているのが発見され、搬送先の病院で息を引き取りました。享年33歳という若さでした。
警察の発表では「自宅のドアノブにタオルを巻きつけて首を吊った状態だった」ことから自殺と断定され、日本中に計り知れない衝撃を与えました。しかし、遺書が残されていなかったことや、直前まで意欲的に全国ツアーや新曲リリースの予定を組んでいたことから、現在に至るまで不慮の事故死であったという見解が根強く支持されています。
当時、HIDEは重いギターを長年担ぎ続けたことで深刻な肩こりや偏頭痛を患っており、タオルを使って首を牽引するストレッチを日常的に行っていました。お酒を深く飲んだ状態でその牽引治療を行った結果、泥酔によりそのまま意識を失って窒息に至ってしまったという説が、実弟でパーソナルマネージャーを務めていた松本裕士氏やYOSHIKIによって語られています。
東京都中央区の築地本願寺で執り行われた告別式・お別れの会には、約5万人ものファンが押し寄せ、寺院を取り囲む列は数キロに及びました。後追い自殺を図るファンが続出する社会問題へと発展し、YOSHIKIやToshlが涙ながらに「HIDEを見送ってあげてほしい」と冷静な行動を呼びかける異例の事態となりました。