アイロンビーズでポケモン図案を楽しむ上で、近年ネット上で議論が過熱しているのがコンプライアンスと著作権法に関するリテラシーです。ネット上には数多くのファンメイド図案やドット絵が溢れていますが、その利用範囲には法的な境界線が存在します。
日本の著作権法第30条において、「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること」を目的とする私的使用のための複製は認められています。つまり、自分自身の趣味として自宅でポケモンを制作し、部屋に飾ったり家族で鑑賞したりする行為は合法です。
しかし、ネット上の誤解として特に警戒すべきは「フリマアプリやバザーでの販売」です。メルカリやハンドメイドマーケット等において、「材料費と手間賃のみ」「ハンドメイドのファンアート」と称してポケモンのアイロンビーズ作品や立体キーホルダーを出品・販売する行為は、株式会社ポケモンおよび任天堂が保有する著作権・商標権の侵害に該当する重大な違法行為となります。
また、海外の非公式サイトで配布されている「無料図案ダウンロード」を謳うファイルの中には、悪質なアドウェアやランサムウェアを仕込んだ悪質なリンクが紛れ込んでいるケースも報告されています。安全に図案を入手・作成するためには、信頼できるクリエイターがSNSで公開しているドット配置図を画面上で目視参照するか、公式のピクセルアートブック等を参考に自分でグリッド用紙に描き起こす手法を選択してください。