文系単科大学のイメージが強かった同大だが、その境界線は急速に曖昧になっている。現在進行中のカリキュラム改革の根底にあるのは「データサイエンスと人文学の融合」だ。統計学の視点から古典文学を分析し、AIを用いて神道の思想を多角的に検証する。この試みは、従来の学問の壁を取り払う。
学生たちの反応も上々だ。文学部の講義でプログラミングコードが語られ、データサイエンスのゼミで『古事記』が議論される。この一見すると奇妙な組み合わせこそが、予測不可能な時代を生き抜くための「真の教養」なのだろう。知識を詰め込むだけの時代は終わった。これからは、異なる知性を掛け合わせる力が求められている。