一般的な成人の食事において、マカロニグラタンの器1杯(約250g〜300g)に含まれるタンパク質は、鶏肉やチーズを含めても15g〜18g前後に留まるケースが目立ちます。成人男性や部活に励む育ち盛りの青少年が1食に必要とするタンパク質(約25g〜30g)を満たすには、グラタンの他に物足りない時の肉料理主菜を1品プラスする設計が求められます。
この場面で最も相乗効果を発揮するのが、ハーブや柑橘で爽やかに焼き上げたチキンソテーです。皮目をパリッと香ばしく焼き上げ、仕上げにレモン果汁やローズマリーを合わせることで、余分な油っぽさを感じさせずに上質な動物性タンパク質を補完できます。豚ヒレ肉のソテーや、ローストポークの薄切りをバルサミコソースで合わせるのも洗練された選択肢です。反対に、ハンバーグや揚げ物(唐揚げ、コロッケなど)を合わせてしまうと、総摂取カロリーが容易に1,000kcalを超過し、脂質過多を引き起こすため注意が必要です。
また、献立を考える上で避けて通れないのが「主食が必要な理由」です。マカロニはデュラム小麦から作られるパスタの一種であり、生化学的には紛れもない炭水化物(主食)です。しかし、日本の食文化においてマカロニは「おかずの具」として認識される側面が強く、食卓にパンやおにぎりがないと「主食を食べていないような物足りなさ」を覚える人が少なくありません。
もし主食を追加するのであれば、白米をそのまま茶碗によそうのではなく、バゲットを用いたガーリックトーストを薄切りで1〜2切れ添えるスタイルが推奨されます。ガーリックの芳醇なアロマとカリッとしたクラストの食感は、グラタンのソースをすくいながら食べる楽しみをもたらし、食事全体の満足度を劇的に引き上げます。