吉本新喜劇の歴代座長を総力取材!交代劇の真相と上方笑いの系譜

吉本新喜劇の歴代座長を総力取材!交代劇の真相と上方笑いの系譜

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2006年に座長へ就任した小籔千豊は、劇団の歴史において異彩を放つ戦略家だった。関西ローカルの枠組みに留まっていた新喜劇を全国区のコンテンツへと押し上げるべく、東京のバラエティ番組に単身乗り込み、卓越したトーク力で劇団の存在感をアピールし続けた。「新喜劇をブームではなくカルチャーにしたい」という小籔の信念は、東京公演の定期開催や音楽フェス「コヤブソニック」の立ち上げへと結実する。

2014年には「すち子」のキャラクターで爆発的な人気を博したすっちーが座長に就任。客席を巻き込む「飴まき」や吉田裕との「乳首ドリル」といった鉄板の掛け合いで、若年層やファミリー層のファンを一気に拡大させた。

2017年の酒井藍の座長就任は、劇団史における大きな金字塔だ。入団からわずか10年、当時30歳での抜擢は女性初かつ歴代最年少タイの快挙となった。親しみやすいキャラクターと確かな演技力で座組をまとめ上げ、多様性の時代にふさわしい新しいリーダー像を提示している。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。