鈴木雅之がサングラスをかけ始めたのは、シャネルズ結成当初に遡る。当時は単なるファッションの一部、あるいはステージ衣装としての役割が強かった。しかし、キャリアを重ねるにつれ、それは彼にとっての「戦闘服」へと昇華していった。
「ファンが求める『鈴木雅之』を裏切りたくない」。彼はかつてインタビューでそう語っている。私たちが目にする彼は、常に完璧なR&Bシンガーであり、ラブソングの帝王だ。日常の生活感や、加齢による衰えを一切感じさせないそのスタイルは、徹底したセルフプロデュースの賜物である。サングラスを外さないことは、彼がファンに提供する「夢」を壊さないための、プロとしての矜持なのだ。