ネット上の掲示板やSNSでは「ニュース番組を見せていれば時事問題の参考書は不要」「大人の報道番組をそのまま見せたほうが語彙力が高まる」といった極端な言説が散見されます。しかし、ここには注意すべき落とし穴があります。
大人の夜の報道番組は、事件・事故の刺激的な映像や、前提知識を必要とする政治的駆け引きの報道が多く含まれます。小学生が見ても文脈が理解できず、不安感を煽られたり、ニュース全般に対して苦手意識を持ったりするリスクがあります。
また、テレビ番組は「全体像の把握や興味のきっかけ」には最適ですが、中学受験で問われる「正確な用語の漢字表記」や「年号・統計データの数値」を暗記する作業には向いていません。映像で興味を持ったテーマを子供向け新聞や時事問題問題集で活字として確認する「メディアミックス」が不可欠です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
家庭環境やお子さんのタイプによって、テレビニュースの取り入れ方は調整が必要です。
【今すぐ取り入れるべきご家庭】
・社会科の用語暗記が苦手で、教科書の内容に興味が持てないお子さん
・中学受験の志望校で、時事問題を絡めた長文記述や面接・グループディスカッションが課される場合
・普段から「なぜ?」「どうして?」と質問することが好きな知的好奇心旺盛なお子さん
【視聴方法に慎重になるべきご家庭】
・センセーショナルなニュース映像や災害報道に対して過度に恐怖心を感じやすい低学年のお子さん
・テレビをつけるとダラダラと他のバラエティ番組まで見続けてしまう習慣がある場合(この場合は録画または配信アプリで該当番組のみを単体視聴させる工夫が必要です)