セルフネイルを愛好するうえで、貼る技術以上にリテラシーが問われるのが剥がし方です。「手で端をつまんで一気にベリッと引き剥がした」という経験を持つ人は少なくありませんが、この行為は自爪に対して破壊的なダメージを与えます。
爪甲は何層もの薄いケラチンプレートが重なり合って構成されています。強力な粘着剤を力任せに剥がすと、最表面のケラチン層まで一緒に持っていかれ、爪が白く毛羽立ったり、紙のようにペラペラに薄くなったりする「層状爪甲剥離」を引き起こします。一度傷んだ爪は自然治癒せず、完全に生え変わるまで4〜6ヶ月の歳月を要します。
爪の健康を害することなく美しさを維持するために、自爪を傷めないオフの方法を習慣化することが大切です。ネイルシールの剥がし方の基本ステップは以下の通りです。
- 入浴時またはぬるま湯を活用する:40度前後の湯に指先を3分ほど浸し、接着糊を十分にふやけさせます。
- オイルまたはリムーバーを染み込ませる:キューティクルオイルやベビーオイル、またはアセトンフリーの除光液を爪の根元に数滴垂らします。
- ウッドスティックで隙間を押し広げる:爪の端からスティックを滑り込ませ、爪とシールの間にオイルを流し込みながら、ゆっくりと優しくスライドさせて浮かせます。
- 保湿ケアの徹底:取り外した後は流水で手を洗い、ネイルオイルやハンドクリームをすり込んで油分を補給します。
トップコートやジェルを重ねてがっちり固めている場合は、表面をファイルで軽く削って傷をつけた後、除光液を含ませたコットンを置いてアルミホイルで指先を5分ほど包む「ソークオフ」の手法をとると、自爪に負担をかけずにツルンと落とすことができます。