1986年に日本初公開された映画『幽幻道士』は、コミカルなホラー要素と本格的なカンフーアクションが融合した斬新なエンターテインメントとして、小中学生を中心に爆発的なヒットを記録しました。翌1987年にはTBS系でオリジナルドラマ『来来!キョンシーズ』が木曜夜のゴールデンタイムに放送され、最高視聴率は26%超を記録。社会現象という言葉がふさわしい熱狂を生み出しました。
その中心にいたのが、当時わずか7〜8歳だったテンテンです。道士の法衣に身を包み、幼いながらも凛とした表情でキョンシーを封じる姿は、従来の「守られる少女」のイメージを大きく覆しました。アクションの素養はもちろん、子役離れした高い演技力とキュートなビジュアルで、日本中のファンレターが台湾の制作会社へ殺到したという逸話も残っています。