かつては「文化的な街のシンボル」として歓迎された裸像ですが、インターネットやSNSの普及に伴い、市民の率直な受け止め方が可視化されるようになりました。ネット上では「待ち合わせ場所として親しまれている」「子どもの頃から見慣れていて気にしたことがない」という声がある一方、「公共の場所で露出した像を見るのが気まずい」「なぜ女性の裸ばかりなのか」といった違和感を唱える投稿も目立ちます。
近年では、「だれもが望むわけではない公共空間に特定の身体像を置くこと」への配慮を求める声が自治体へ直接寄せられるケースが増えています。特に美術館のような「鑑賞を目的に訪れる空間」とは異なり、通学路や散歩道といった日常の動線にある彫刻に対しては、芸術性とわいせつ性の線引きをめぐる感覚のギャップが生まれやすいのが実情です。