鰻の魅力を語る上で外せないのが、関東風と関西風のうなぎの違いです。旅先や現在地周辺で店を探す際、その店がどちらの流派を汲んでいるかを把握しておくと、自分の好みにぴったりの鰻に出会えます。
背開きにして白焼き後、じっくりと蒸しを入れてから本焼きを行う「関東風」は、箸を入れた瞬間に崩れるほどのふわふわとろける食感が真骨頂です。一方、腹開きで蒸さずに強火の炭火で一気に焼き上げる「関西風(地焼き)」は、皮目がパリッと香ばしく、脂の旨味がダイレクトに口いっぱいに広がります。
王道のうな重をふわとろ食感で味わいたいなら関東風、香ばしさを薬味やお出汁と共に何段階も楽しむひつまぶしの人気店を求めるなら関西風の焼き技法を得意とする店が適しています。近場の鰻屋が掲げる暖簾のルーツをチェックすることが、最高の一杯に出会う近道です。