事件直後からSNS上では様々な推測や言説が飛び交いましたが、その中には事実関係を歪めて捉えた誤解も少なくありません。ここで検証すべきネットの代表的なバイアスは以下の通りです。
まず散見されたのが「ネットの切り抜きによる冤罪、あるいは乗っ取り被害ではないか」というファンの擁護論です。著名人の炎上ではアカウント乗っ取りの申し立てが起きるケースもありますが、本件においては配信プラットフォーム上で本人が直接肉声で疑惑内容を認めている点、そして複数の出版社が社内コンプライアンス調査を通じて本人から「事実である」との言質を取り、公式プレスリリースを打ったという二重の裏付けが存在します。企業側が訴訟リスクを負ってまで即座にイラストレーター差し替えに踏み切った事実は、疑惑が客観的確定事項であったことを物語っています。
次に囁かれたのが、「名前を変えて同人即売会や別名義でゲリラ復帰しているのではないか」という噂です。しかし、画風の個性が極めて強いトップ絵師であることに加え、2026年時点のイラスト業界および同人決済・委託プラットフォームは未成年保護と反社会的行為に対するガイドラインを大幅に厳格化しています。別名義で活動を再開したとしても即座に検証・特定されるリスクが極めて高く、現時点で確認できる限り、同人・商業を問わず地下での復帰活動の実態は認められません。