南紀白浜の食を代表する存在が、幻の高級魚として全国に知られる「天然本クエ」および「紀州クエ」です。白良荘グランドホテルが冬季を中心に提供するクエ料理は、旅行メディアや食通の宿泊記でも常に高い注目を集めています。
クエはゼラチン質に富んだ皮目と、脂が乗りながらも淡泊で上品な白身が特徴です。同ホテルの会席料理では、薄造りによる繊細な歯ごたえから、特製出汁で旨味を凝縮させたクエ鍋、香ばしく焼き上げた焼き物や唐揚げ、そして締めに出汁を余すことなく吸わせた雑炊に至るまで、熟練の料理人が素材のポテンシャルを余すことなく引き出しています。「本物のクエを食べるために毎年冬に予約を入れる」と語るリピーターの証言が示す通り、旬の時期における料理の満足度は特筆すべき水準にあります。
夕食の会席料理と対照的に、一日の活力となる朝食バイキングは、和洋の多彩なメニューに加え、南紀ならではの郷土の味がずらりと並びます。紀州名産の南高梅の食べ比べコーナー、地元産干物の香ばしい焼き魚、出汁巻き玉子、新鮮な野菜サラダなど、幅広い年齢層が好みに合わせて選べる構成です。朝の光が差し込むレストランで白良浜の波打ち際を眺めながら味わう食事は、非日常の解放感をもたらす宿泊のハイライトとなっています。