SNSや知恵袋、取材現場で集積した利用者の生々しい声を突き合わせると、システムへの賞賛と同時に、初見ユーザーが直面する痛烈なトラブルの数々が浮かび上がる。
現場取材班が捉えたポジティブな証言としては、以下のような声が代表的だ。
「パークの混雑が嫌でイクスピアリ映画鑑賞の帰りに寄った。14時頃は店内ガラガラで、チョコクランチも定番文具も買い放題。入場料ゼロ円でディズニーの買い物を満喫できて最高だった」(20代・女性会社員)
「早朝8時過ぎに立ち寄り、パークイン前にミッキーのパスケースとカチューシャを友人と揃えられた。入園後の貴重な時間をショップ物色で削られずに済んだ」(10代・学生グループ)
一方で、手痛い失敗体験に涙を呑んだリアルな証言も後を絶たない。
「SNSで可愛いと話題だった新作のハロウィンポーチを買いに仕事帰りにわざわざ舞浜まで行ったのに、入口で『本日は事前来店予約をお持ちの方のみです』と止められて一歩も入れなかった。予約制なんて知らなかった」(30代・主婦)
「シーから退園して舞浜駅へ向かう途中に寄り、リーナ・ベルのぬいぐるみを頼まれていたのを買おうとしたら、店員さんに『ダッフィー関連はシーの中にしかありません』と言われて青ざめた」(40代・男性)
これらの声が物語る最大の教訓は、「ボン・ボヤージュはパーク内全店舗の縮小版ではなく、特定アイテムを削ぎ落とした“ランド系・総合系セレクトショップ”である」という認知の差異だ。さらに、転売ヤーの買い占めパニックを防ぐための予約制導入は一般ファンを守る防壁であると同時に、情報弱者を排除してしまう二面性を持っている。