絶頂期における折口雅博氏の経済力は、当時の日本財界でも突出していました。グッドウィル・グループが東証一部上場を果たし、時価総額が約1兆円規模に達していた2000年代半ば、折口氏個人の保有株式評価額は2,000億円以上に上り、役員報酬を含めた年収も数十億円規模と推定されていました。
象徴的だったのが、六本木ヒルズの最上層メゾネット住居のほか、国内外に保有していた豪邸、そして自身の著書タイトルにもなった全長40メートルを超えるメガクルーザー「アイアンハート号」です。政財界の重鎮や芸能人を招いた船上パーティーは、当時の「ヒルズ族」カルチャーの象徴として連日メディアを賑わせました。
しかし、グループ解体と一連の民事責任、関連会社の清算に伴い、折口氏は私財の大部分を拠出。かつての莫大な株式資産のほぼ全てを失うこととなりました。では、2026年現在の総資産と年収はどの程度なのでしょうか。
関係筋や米投資業界の動向によると、ブロードキャピタル・パートナーズでのプライベート・エクイティ投資や事業売却益、アドバイザリーフィー等により、折口氏の現在の純資産は数十億円から100億円規模に達していると推計されます。かつての数千億円という天文学的数字には及ばないものの、個人投資家・グローバルファンド運営者として極めて裕福な資産基盤を再構築しています。