読者の関心が極めて高いのが「二人は原作小説や漫画の何巻で正式に付き合うのか」というマイルストーンです。じれったい両片思いの期間が魅力の本作ですが、決定的な転換点は原作小説第3巻の終盤から第4巻にかけて訪れます。
物語初期のこはるは、颯太の前でのみ見せる「とろけるような甘さ」に自覚を持ちつつも、それを恋情と認めることに怯えていました。一方の颯太も、彼女の特別扱いを嬉しく思いながら、男子高校生特有の自制心と「彼女の日常を壊してはならない」という配慮から一線を引いていました。
しかし、周囲の友人関係の進展やライバルの登場、そして文化祭イベントを通じて、こはる自身の口から「颯太の特別でありたい」という強い独占欲が吐露されます。これを受け止めた颯太が逃げずに真正面から想いを告白したことで、二人は晴れて恋人同士となります。漫画版(コミカライズ)においては、単行本第4巻から第5巻周辺がこのクライマックスに該当し、読者アンケートでも屈指の神回として絶賛されました。