防火区画のスパンドレル90Cm基準を徹底解説!確認申請の盲点と緩和

防火区画のスパンドレル90Cm基準を徹底解説!確認申請の盲点と緩和

防火区画のスパンドレル90Cm基準を徹底解説!確認申請の盲点と緩和の総合ガイドをお届けします。最新トレンドが詰まっています。

Q1:スパンドレルの90cmは躯体芯寸法ですか、それとも開口の内法(有効)寸法ですか?
A1:原則として開口部相互の内法(有効開口端部間)のクリア寸法で測定します。躯体芯寸法で90cmジャストで設計すると、サッシ枠の見込み寸法分だけ不足し、検査で不適合となるため必ず枠外〜枠外の内法寸法で90cm以上を確保してください。

Q2:竪穴区画に面する外壁開口部に特定防火設備を入れれば、スパンドレル90cmは不要になりますか?
A2:竪穴区画を構成する外壁開口部において、令112条第13項等に基づく所定の特定防火設備(遮炎性能1時間等)を適切に設けることで、スパンドレル寸法の緩和が適用できる場合があります。ただし、特定防火設備の種別や感知器連動仕様、自治体の建築主事判断によって運用が異なるため、確認申請設計チェックポイントとして事前相談が必須です。

Q3:庇(ひさし)を出した場合、スパンドレル高さ90cmはどのように緩和・計算されますか?
A3:耐火構造または準耐火構造の庇を設ける場合、「上階開口部下端から庇までの距離 + 庇の出幅 + 庇から下階開口部上端までの距離 = 合計90cm以上」とする算定方式、あるいは「外壁面から50cm以上突出した庇を開口部全幅にわたって設ける」ことで適合とみなす基準が一般的です(日本建築行政会議『建築物の防火避難規定の解説』基準に準拠)。

Q4:外壁がカーテンウォール(ガラスマリオン)の場合、スパンドレルはどのように形成しますか?
A4:床スラブ上端から梁下にかけての層間部に、耐火構造のバックアップパネル(耐火遮熱ボード+ロックウール等)を組み込み、外壁内部に有効90cm以上の耐火帯を形成します。あわせて、スラブとカーテンウォールの隙間を耐火材で完全に充填する「層間塞ぎ」の施工が必須となります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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