『金妻』の成功を支えたのは、演技派キャスト陣の圧倒的な存在感でした。放送から長い年月が流れた今、主要キャスト陣の足跡と現在を振り返ります。
優柔不断でありながらどこか憎めない男性像を好演し、「不倫ドラマの顔」となった古谷一行さんは、その後も名優として第一線で活躍を続け、2022年8月に78歳で惜しまれつつこの世を去りました。彼が演じた宏のリアリティは、今なお日本のドラマ史に燦然と輝いています。
耐える妻の繊細な心理を見事に演じきったいしだあゆみさんは、本作で女優としての評価を不動のものとしました。その後も数々の映画やドラマで唯一無二の存在感を発揮し、日本アカデミー賞をはじめとする数多くの賞を受賞。後進の俳優たちからも深く尊敬を集めています。
妖艶な魅力で視聴者を釘付けにした小川知子さんや、知的な自立女性を演じた佐藤友美さんなど、キャスト陣が放った強い個性と色香は、現在も多くのドラマファンに鮮烈な記憶として残っています。