ファミリー特化型ホテルの食事といえば「子どもだましの大味なバイキング」を連想する読者もいるかもしれません。しかし、ウェルシーズン浜名湖のメインダイニング「四季を彩るバイキング るぴなす」は、その先入観を真っ向から覆します。
るぴなすの料理哲学の根底にあるのは、「静岡・浜松の旬の味覚」と「できたて・つくりたて」への徹底したこだわりです。会場中央に配された大型オープンキッチンでは、専属のシェフが目の前で極上の牛ステーキをジューシーに焼き上げ、浜名湖名産のうなぎを使った料理や、遠州灘・駿河湾から届く鮮魚の握り寿司をライブ感たっぷりに提供します。
特筆すべきは、専属パティシエが館内アトリエで手作りする本格スイーツコーナーです。業務用冷凍デザートを並べる一般的なバイキングとは一線を画し、季節のフルーツタルトや作りたてのジェラート、繊細なプティフールが常時10種類以上ラインナップされ、スイーツ目当てのリピーターが後を絶ちません。
一方で、赤ちゃん・未就学児に対する配慮も群を抜いています。月齢別に細かく選べる無添加の離乳食(市販パウチ等)が無料で常備されており、温めや食器の貸出もスムーズ。低反発クッション付きのキッズチェアや、子どもが自分で料理を選べる「キッズバイキングコーナー」も設けられています。大人には本格会席に匹敵する美食体験を、子どもには自立と楽しさを同時に提供する設計こそが、同レストランの真髄です。
また、宿泊を伴わない「ランチバイキング」も地元住民や日帰り観光客の間で熾烈な予約争奪戦が繰り広げられるほどの人気を誇ります。ランチの通常料金(大人約3,900円〜4,500円前後、時期・プランにより変動)でディナーと遜色ないクオリティの料理が堪能できるため、後述する温泉施設「華咲の湯」との日帰りセットプランはコストパフォーマンスの頂点として知られています。