新大阪駅の構内で常に長蛇の列を形成しているのが、大阪を代表する二大巨頭「551蓬莱」と「串かつだるま」だ。これらを攻略せずして新大阪の食を語ることはできない。
真っ白な蒸籠から次々と取り出される551蓬莱の豚まんは、ほんのり甘みのある厚めの皮と、ジューシーな豚肉・玉ねぎの具材が完璧な調和を見せる。駅構内に複数ある店舗の中でも、チルド(冷蔵)専門の売り場と蒸したてを提供する実演店舗では並びの性質が全く異なる。新幹線車内ですぐに食べるのか、それとも持ち帰るのかによって窓口を選び分けるのが通の立ち回りだ。
そして、怒った店主の看板でおなじみの「串かつだるま」。サクサクの極薄衣をまとった牛串や紅しょうが串は、何本食べても胃もたれしない軽やかさがある。店内での飲食はもちろん、テイクアウト用ボックスを手に入れて車内宴会の主役にする出張族も多い。いずれの店舗もピーク時には30分以上の待ち時間が発生するが、アイドルタイム(14時から16時前後)を狙うことで、驚くほどスムーズに入手することが可能になる。