銀魂実写の高杉がひどいと言われた真相!堂本剛の演技とネット評価

銀魂実写の高杉がひどいと言われた真相!堂本剛の演技とネット評価

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高杉晋助という重責を担うキャストとして、なぜ福田雄一監督は堂本剛を指名したのでしょうか。そのキャスティングの背景には、単なる知名度や話題性を超えた、演出家と俳優の深い信頼関係が存在していました。

福田監督と堂本剛は、2008年の連続ドラマ『33分探偵』(フジテレビ系)でタッグを組んで以来、互いの表現力を熟知した盟友関係にありました。福田監督は当時のインタビューや公式パンフレットの証言において、起用理由を次のように語っています。「高杉晋助が纏うべきなのは、単なる悪役の狂暴さではなく、世界を壊したいと願うほどの切なさと、男をも狂わせる妖艶な色気。それを生身で放てる俳優は、僕の中で堂本剛しかいなかった」。

一方、オファーを受けた堂本剛本人は、当初大きな逡巡を抱えていました。自著や当時の特番インタビューにおいて、彼は「高杉は原作でも非常に人気が高く、しかも背が高くてスラリとしたキャラクター。自分のような小柄な人間が引き受けていい役なのか」と一度は戸惑ったことを赤裸々に告白しています。それでも福田監督からの「剛くんにしか出せない色気と影が必要なんだ」という熱烈な説得を受け、退路を断ってオファーを受諾しました。

さらに注目すべきは、劇中クライマックスに用意された小栗旬との壮絶なアクションシーンです。当時、堂本剛は過去に患った足の怪我や膝の不安を抱えながら撮影現場に臨んでいました。アクション監督と綿密なリハーサルを重ね、激しい剣戟の立ち回りでは、力任せの太刀打ちではなく、最小限の所作で相手の急所を突く居合のような殺陣を構築。小栗旬演じる銀時の荒々しい剣筋と、堂本剛演じる高杉の静かで鋭利な太刀筋が見事なコントラストを描き出し、邦画アクション史に残る緊迫感ある名シーンへと昇華させたのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。