宝くじファンや初心者の間でまことしやかに語られる言説の中には、確率論や制度設計の観点から誤りであるものが少なくありません。
誤解1:「有名売り場で買わないと当たらない」
西銀座などのメガ売り場から毎年1等が出るのは、単純に「販売枚数が圧倒的に多いから」に過ぎません。1枚あたりの当せん確率は、都心の有名売り場でも、地方のスーパー併設ブースでも、みずほ銀行のネット購入でも完全に同一です。長蛇の列に何時間も並ぶ時間的コストを考慮すると、ネット購入のほうがタイパ(タイムパフォーマンス)に優れています。
誤解2:「ミニは本家より還元率が低いから損」
前述の通り、控除率(自治体の収益・経費)の割合は法令に基づきほぼ同じです。ミニが損であるという客観的根拠はありません。
誤解3:「当せん金はずっと保管しておけばいつでも換金できる」
これは極めて危険な思い込みです。宝くじの当せん金換金期限は「抽せん日の翌日から起算して1年間」と厳格に定められています。毎年数十億円規模の当せん金が未換金のまま時効を迎えており、1年を過ぎると権利が消滅し、全額が発売元の地方自治体に収められます。