ピースを語る上で欠かせないのが、インダストリアルデザインの巨匠レイモンド・ローウィ(Raymond Loewy)による不朽のパッケージデザインです。1952年、当時の専売公社は当時としては破格のデザイン料150万円(当時の内閣総理大臣の月給が11万円程度)を投じてローウィにデザイン刷新を依頼しました。
完成したデザインは、平和の象徴であるオリーブの小枝を咥えた鳩をゴールドで配し、高貴な深い紺色(通称:ピース紺)で包み込むという極めてモダンなものでした。このリニューアルによってピースの売上は瞬く間に跳ね上がり、日本の商業デザイン史における金字塔として現在も語り継がれています。
📦 ピースの歩みと主な廃盤・限定銘柄の系譜技術革新や時代の変遷に伴い、惜しまれつつ姿を消した銘柄も存在します。100%厳選バージニアで木箱に入った超高級品「ピース・クラシック(2006年)」、熟成葉を使用した「ピース・アロマ・ヴィンテージ(2019年)」、無添加に挑んだ「ピース・ザ・ピース」、そして旧インフィニティの初期仕様など、いずれもバージニア葉の可能性を極限まで追求した意欲作でした。これらの試行錯誤が、現行のアロマロイヤルや通年銘柄へと受け継がれています。