隆一氏の幼少期は、壮絶な闘病生活の連続でした。生後まもなく発症した重度のアトピー性皮膚炎により、全身の皮膚がただれ、一時は衣服を着ることすら困難な状態に陥ったと松居氏の自著に克明に記されています。
松居氏は西洋医学のステロイド治療に頼り切ることを避け、全国の温泉療法や無農薬食材を用いた徹底的な食事療法、寝具の除菌など、文字通り24時間体制で息子の看病に奔走しました。当時の特番インタビューや手記で語られた「息子の肌を治すためなら命も惜しくない」という母親の献身は、現代の医療的見地からは賛否両論あるものの、隆一氏の症状を劇的に改善させたことは紛れもない事実です。
この命がけの療養生活を乗り越えた経験が、隆一氏の強靭な精神力と、困難なビジネス環境でも結果を出し続ける粘り強さの原点となっています。