本作の歌詞とMVが描き出すのは、「不老不死の体を手に入れた少年」の数百年、数千年に及ぶ孤独の旅路です。物語の冒頭、主人公はかつて思いを寄せていた少女に気持ちを伝えられなかった過去を回想します。
年を取らず死ぬこともない体を手に入れた主人公に対し、彼が愛した少女は当たり前のように歳を重ね、先に寿命を迎えてしまいます。それだけでなく、友人や街の人々、やがては人類全体が滅び去り、文明が崩壊していく過程を、主人公はただ独りで見届けることになります。
歌詞中で繰り返される「いつか君に伝えよう」という先延ばしの思いは、永遠の命を持つがゆえの油断と傲慢さの象徴でもありました。誰もいなくなった荒廃した地球で、かつて彼女と過ごした場所に立ち、届くはずのない「好きだったよ」という言葉を口にする主人公の姿は、聴く者の涙を誘います。