2008年春、自らもエースとして全国制覇を達成した比嘉公也監督の存在は、新垣の成長において極めて大きな役割を果たしている。比嘉監督は決して型にはめない。個々の能力と感覚を最優先に尊重しながら、勝負所での「一球に対する集中力」を徹底的に叩き込んできた。
「どんなに球が速くても、気負えば自滅する。マウンドでは自分をコントロールすることが最優先だ」。指揮官からの言葉を胸に、新垣はピンチの場面ほど力を抜き、一ボール一ストライクの駆け引きを楽しむ境地へと到達した。このメンタル面での成熟が、2026年シーズンの大躍進を支える太い骨組みとなっている。