『YOUR EYES』の歌詞は、全編にわたって流麗な英語で綴られています。作詞を担当したのは、山下達郎の数々の英語詞ナンバーで名タッグを組んだアメリカのシンガーソングライター、アラン・オデイ(Alan O'Day)です。
冒頭の「I'm only dreaming...」から始まるフレーズは、孤独や不安の中で生きてきた主人公が、運命の相手と出会った瞬間の奇跡を静かに描写しています。歌詞の核心となる「Your eyes open up my heart(君の瞳が僕の心を開いてくれた)」という言葉には、飾らないありのままの自分を受け止めてくれた相手に対する、深い感謝と敬愛の情が込められています。
日本語和訳を通じて読み解くと、単なる恋愛賛歌にとどまらず、「閉ざされていた魂が他者との純粋な結びつきによって救われる」という人間性の回復がテーマになっていることが分かります。過度な装飾を排したストレートな言葉遣いだからこそ、聴き手それぞれの人生の記憶と重なり合い、胸を打つエモーショナルな響きを生み出しています。
また、洋楽ファンのみならずカラオケ等で歌い継ぎたいリスナーの間では、歌詞のカタカナ表記や発音のニュアンスも関心を集めています。言葉のリズムがメロディの起伏と完璧に一体化しているため、流れるような英語のリンキング(音の連結)を意識して歌うことで、達郎サウンド特有の甘美なグルーヴを体感できます。