インテリアや大型家電の購入において、最も多く寄せられるクレームの一つが「届いた商品が指定の場所に収まらない」「玄関ドアを通らない」という搬入トラブルです。物流関係者や引越し業者の現場証言によると、トラブルの約7割以上が「外寸と内寸の混同」および「搬入経路の立体測定不足」に起因しています。
ネット通販でよく見られる失敗事例として、「商品の外寸W80cm×D40cmを見て、80cm幅の隙間にピッタリ収まると思い購入したが、巾木(はばき)の厚み(約1cm×両側)のせいで入らなかった」というケースが挙げられます。また、海外製ECサイトで「Size: 30 x 20 x 15」とだけ記載されていた場合、これを「幅30cm・奥行20cm・高さ15cm」だと思い込んで注文したところ、実際は「インチ単位(1インチ=2.54cm)」であり、実寸は約76cm×50cm×38cmの巨大な荷物が届いたという相談も後を絶ちません。
ネット通販の採寸で失敗しないためには、商品ページのスペック表を精査する際、単に「数字の羅列」を見るのではなく、「どのアルファベットがどの数値を指しているか」を1点ずつ突合する作業が不可欠です。特に海外ブランド品を取り扱うセレクトショップや越境ECでは、自動翻訳によって「幅」と「奥行き」が入れ替わって翻訳表示されているケースもあるため、オリジナル言語(英語)の原文スペック(W / D / H)を確認する慎重さが求められます。